伊達家伝来 車透図鐔 銘 信家 |
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第44回重要刀装具 NBTHK No,44 Jyuyo Paper (公財)日本美術刀剣保存協会 重要刀装具指定書 |
NO.C01143 |
竪長さ:8.4cm 横長さ:7.9cm 耳の厚さ:0.5cm | どうぞお問合せ下さい |
時代:桃山時代 形状:撫角形・鉄槌目地・鋤出彫・角耳小肉・片櫃孔 |
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附属品 桐箱(布団付)・畳箱 | |
詳細説明 尾張の鐔工信家は、京伏見の金家と共に鉄鐔の双璧と称される名工である。形は木瓜形や丸形が多く、稀に蹴鞠形や下辺が張り出した障泥形がある。信家鐔の特色は鉄の鍛えが無類に良く、地文の景色が豊富で稚趣に富み、打刀拵に最も良く映る鐔である。 本作は、中村覚太夫(八太夫正当)の「信家鐔集」に所載されており、太字銘の信家であるが、透しの算を一段下げた作り込みにし、平地には凹凸の変化を持たせ、耳には梅花・楓・大根等、それに耳長兎を大きく大胆に味わい深い鋤出し彫りにしている。なお、透かし算は一部工作されて金になっているが、これは江戸時代に行われたものであり、そのことによって、この鐔の美感は全く損なわれていない。伊達家伝来。 |