脇指 相州住綱広 (付属)黒呂漆塗脇指拵 Wakizashi(Sousyu-Tsunahiro) |
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詳細説明
室町時代後期の相州鍛冶の掉尾を飾る刀工に綱広がいる。同工は天文年紀のものが一番古く、通説これを初代として、二代を天正、三代を慶長、四代を寛永、五代を万治頃と伝えている。この脇指は作柄、及び特に体配からして、元亀・天正の作と鑑せられるが、さらに詳しい代別については今後の研究の余地がある。地刃の出来が優れ、皆焼刃に三日月状の飛焼を見せるなど同工の特色をよく示し、かつ健全であり、また彫物も見事である。 |
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特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper (公財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書 |
NO.K00188 | |||
刃長:43.3cm (1尺4寸3分) 反り:1.0cm 元幅:3.15cm 元重:0.7cm |
¥1,500,000円
(税・送料込み) |
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国:相模国 時代:室町時代後期 |
登録証 | |||
大阪府 | ||||
形状:平造、三ツ棟、身幅広く、寸延びて、重ね厚く、反り深く、先反り強くつく。 鍛:板目に杢・流れ肌交じり、処々大板目を交え、肌立ち、地沸つき、地景細かにさかんに入り、地斑交じり、淡く沸映り風立つ。 刃文:互の目に矢筈風の刃など交じり、沸つき、砂流しかかり、飛焼・棟焼を交え、皆焼状となる。 帽子:先尖りごころに掃きかけ長く返り棟焼となる。 茎:生ぶ、先細って浅い栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔二。 |
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付属品:白鞘・黒呂漆塗脇指拵・金着二重ハバキ |