脇指 銘 飛騨守藤原氏房 Wakizash(Hidanokami-Uzihusa) |
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詳細説明
飛騨守氏房は若狭守氏房の子として永禄十年(1567)美濃国関に生まれ、父若狭守氏房が尾張国清洲の城主、織田信長に従い近江国安土城下で駐鎚したのに伴い、信長の三男織田信孝の小姓として出仕し、父と共に織田信長に仕えた。信孝自害の後は浪人となり、天正十二年(1584)尾張国蟹江城主、佐久間正勝の幕下に、後に清洲城下に移り父について鍛刀を始めている。天正十九年(1591)に関白豊臣秀次が清洲の領主となり、氏房・政常・信高の三名が聚楽第で謁見が許され「飛騨守」を受領した。慶長十五年(1610)名古屋城築城とともに移住し、寛永八年(1631)正月、家督を嫡子「備前守氏房」に譲り同年十月二十七日に六十五歳で没した。 |
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特別保存刀剣 NBTHK TokubetsuHozon Paper (公財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書 |
NO.K00133 | |||
刃長:45.4cm (1尺5寸) 反り:1.3cm 元幅:3.2cm 先幅:3.1cm 元重:0.8cm |
参考品 | |||
国:尾張国-愛知県 時代:江戸時代初期 |
登録証 | |||
奈良県 昭和48年発行 |
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形状:冠落とし造、庵棟、身幅広く、重ね厚い。 鍛:板目肌に杢交え、処々流れごころとなり、地沸つく。 刃文:のたれ調に互の目交え、砂流しかかり、小沸つく。 帽子:のたれ込み小丸に返る。 彫:薙刀樋を掻き流す。 茎:生ぶ、先刃上がり栗尻、鑢目に勝手下がり、目釘孔一 |
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白鞘・銀着二重ハバキ |
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