佐竹家伝来 刀 無銘 志津 Katana(Shizu) |
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詳細説明 志津とは元来、美濃国の地名であるが、この地に正宗の門人兼氏が来住して作刀したことから、地名をとって志津三郎兼氏と呼んでいる。志津三郎兼氏は正宗十哲の一人に数えられる名工である。最も正宗に近い作風を示す刀工の一人である。この刀は光美しい刃沸が厚くきらめき、金筋・砂流しの働きに富み、相州伝の見所を遺憾なく発揮された見事な名品である。 |
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第55回重要刀剣 NBTHK Jyuyo Paper No.55 (公財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣指定書 平成21年10月16日指定 |
NO.K0088 | ||
刃長:68.3cm (2尺2寸5分)反り:1.4cm 元幅:2.85cm 先幅::2.2cm 元重 :0.6cm |
参考品 | ||
国:美濃国(岐阜県南濃町志津) 時代:南北朝時代 康永頃 |
登録証 | ||
福島県 昭和26年12月3日 |
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形状:鎬造、庵棟、身幅やや広く、元先の幅差殆ど開かず、反り浅くつき、中鋒延びる。 鍛:板目に杢目交え、総じてつみ、地沸厚くつき、地景入り、地班交じる。 刃文:浅いのたれに互の目・尖り刃を交え、足よく入り、匂やや深く、沸厚くつき、明るく冴え、金筋・砂流しかかる。 帽子:表裏乱れ込み、先尖りごころとなる。 茎:大磨上、先刃上がりごころの栗尻、鑢目筋違、目釘孔二 |
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白鞘・金着二重ハバキ | |||
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