鉄地黒漆塗二十二間筋兜 銘 弘前住明珍紀宗春作之 文久二壬戌年二月日 Kabuto-bachi(Myouchin-Muneharu) |
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参考品 |
No.m0218 |
時代:江戸時代末期 形状:兜ー鉄地黒漆塗二十二間筋兜鉢 銘 弘前住明珍紀宗春作之 文久二壬戌年二月日 垂ー鉄地に黒漆塗 |
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詳細説明
明珍派は初め京都で栄え,のち各地へ広がった。その先祖は武内宿禰といわれ,鎌倉時代に始って代々名のある甲冑を制作したという。膨大な系図があるが明らかでない。 十四代高義以後は遺品から推してやや確実性がある。著名な 十七代明珍信家は,兜の紀年銘から永正・天文年間 まで盛んに制作したらしく,居住地も相模,上野,甲斐,信濃の各地にわたっている。明珍一派で鎌倉にいた政家,久家が仙台の伊達政宗に招かれて移住し,仙台胴と称する甲冑を作って有名になった。その他江戸時代末期には同派の甲冑師は越前,加賀,水戸,土佐,姫路,庄内など各地に分派し,鐔 などを作り名工を輩出した。本作は現青森県弘前に移住した明珍宗春の作である。非常に状態も良く資料的にも貴重な逸品である。 |
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