鉄錆地三十二間星筋兜鉢 銘 明珍宗信(花押) 正保元年八月日 Kabuto-bachi(Myochin Munenobu) |
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参考品 |
No.m0004 |
時代:江戸時代初期 形状:兜ー鉄錆地三十二間星筋兜鉢 銘 明珍宗信(花押) 面具ー鉄地 垂ー鉄地に黒漆塗 |
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詳細説明 明珍家は最も有名な甲冑師である。義通・信家など名工を数多く輩出している。 元は京都で馬の轡師で、室町時代くらいから鐔を作るようになったという。安土桃山時代に宗広が具足のほか、火箸・鐶などを手がけるようになる。江戸時代になると明珍宗信が江戸に居を構えるようになった。元禄・宝永の頃に明珍家中興の祖である明珍宗介が、系図や家伝書を整備するなどして家元制度を整えたり、古甲冑を自家先祖製作とする極書を発行しその権威付けを始めた。 この兜鉢は明珍宗信の在銘の星兜である。鉢の正面には天照大神宮・八幡大菩薩・春日大明神・愛宕大菩薩の刻印、左右には梵字の刻印、後方には氏神の刻印が施されている。鉢裏側正面には明珍宗信(花押)の銘が入れられ、後方には正保元年八月日と刻まれている。星兜は明珍系の甲冑師が得意としていたものである。その技量の高さが窺える兜となっている。 |
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