短刀 俊平(大隅俊平) 昭和己酉年八月日 Tantou(Oosumi-Toshihira) |
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詳細説明 大隅 俊平は、群馬県太田市出身の刀匠。本名は貞男群馬県新田郡沢野村富沢(現・太田市富沢町)に生まれる。長野県坂城町の後の人間国宝、宮入行平のもとに入門し、1960年より独立。1967年に新作名刀展特賞受賞(以降6年連続受賞)、1974年・1976年・1978年の3度「正宗賞」を受賞。1997年には重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。1999年には紫綬褒章受章。2005年にも旭日中綬章を受章。直刃を研究し、極初期を除き、生涯、玉鋼により直刃の刀剣を造り続けた事でも知られる2009年10月4日、太田市の自宅にて77歳で亡くなった。本作は大隅俊平が最も得意とした青江派の直刃の出来で彼の実力を遺憾なく発揮した名短刀である。 |
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保存刀剣 NBTHK Hozon Paper 公益財団法人日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書 |
NO.K00178 | |||
刃長:23.5cm (7寸7分5厘) 反り:内反り 元幅:2.3cm 元重:0.7cm |
参考品 | |||
国:群馬県 時代:昭和-平成 |
登録証 | |||
東京都 平成28年 |
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形状:平造、三ツ棟、身幅尋常、内反りつく。 鍛:板目に杢目交え、地沸微塵に厚くつき、地景頻りに入る。 刃文:中直刃に小のたれ交え、匂い勝ち小沸つき、砂流しかかる。 帽子:直ぐに小丸に返る。 茎:生ぶ、栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔一。 |
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付属品:白鞘 |
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