刀 銘 真雄 安政三年八月日 Katana(Yamaura-Saneo) |
||||
詳細説明 山浦真雄は、本名を山浦昇といい、文化元年、信州赤岩村(現長野県小県郡滋野村)に生まれた。文政十二年に弟、源清麿と共に上田藩工河村寿隆に学び、完利、寿昌などと銘し、のち正雄、真雄となり、さらに晩年には寿長と改銘して明治七年、七十一歳で歿している。彼は、寿昌時代には「天然子」の号を、一番長い真雄時代には「遊射軒」・「遊雲斎」などの号を用いている。作風は源清麿と同じく、寿隆風の丁子に始まって相州伝に転じている。本作は刃中よく沸づいて、金筋・砂流しの働きも見事である。 |
||||
保存刀剣 NBTHK Hozon Paper 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書 |
NO.K00153 | |||
刃長:69.9cm (2尺3寸1分) 反り:1.9cm 元幅:3.0cm先幅:2.2cm 元重:0.7cm 先重:0.53cm |
参考品 | |||
国:信濃国(長野県) 時代:江戸時代末期 |
登録証 | |||
長野県 | ||||
形状:鎬造、庵棟、身幅やや広く、反りつき、中鋒延びる。 鍛:板目つみ、地沸よくつき、地景細かに入る。 刃文:のたれ調、互の目交じり、小沸つき、砂流し・金筋入り、匂口明るい。 帽子:直ぐ小丸に先掃きかける。 茎:生ぶ、先刃上がり栗尻、鑢目浅い勝手下り、目釘孔二。 彫物:表裏棒樋を掻き流す。 |
||||
白鞘・金着二重ハバキ |