脇指 和泉守国貞(井上真改) Wakizashi(Inoue Shinkai) |
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詳細説明 井上真改の初期銘の和泉守国貞の刀で、銘振りから万治の頃の製作であることがわかる。真改国貞は初代親国貞門に学び、のち養子となって二代目を継ぎ、寛文十二年八月には井上真改と改銘している。江戸の虎徹に対して大阪の真改・助広と並び称された名工である。この刀は親国貞の出来を忠実に継承し、親国貞の作に比して、匂が深く、より一段と沸づき、匂口が明るく冴える点な真改国貞の特色を現した一振となっている。 |
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特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper (公財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書 平成22年1月29日指定 |
NO.K0076 |
刃長:54.6cm (1尺8寸0分2厘)反り:0.9cm 先幅:2.2cm 元幅:3.0cm 元重 :0.7cm |
参考品 |
国:摂津国(大阪府) 時代:江戸時代中期 |
登録証 |
福岡県 平成21年8月20日 |
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形状:鎬造、庵棟、身幅尋常、元先の幅差一段とつき、鎬幅広く、反り浅く、中鋒 鍛:小板目肌つみ、杢交じり、地沸厚くつき、地景細かによく入る。 刃文:直ぐ調に長く焼き出し、その上は互の目に小互の目、小のたれ、小丁子など交え、足入り、沸よくつき、処々荒めの沸むらづき、砂流しかかり、小さく金筋入り、裏表物打ち僅かに飛焼かかり、匂口明るい。 帽子:焼きやや深く、直ぐに大丸風となり、表裏長く返り、掃きかける。 茎:生ぶ、先刃上がり栗尻、鑢目大筋違、目釘孔一. |
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白鞘(田野辺道宏先生鞘書)・金着二重ハバキ | |
備考 最上研磨済(無鑑査 篠崎氏) 田野辺探山先生鞘書 「生茎五字銘有之卅謂真改国貞ナリテ萬治弐年頃ノ年代ノ作也父親国貞風ヲ基盤二同工ノ獨自性ヲ加味セシ作域而出来傑ル」 |
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