刀 金粉銘 包氏(大和志津) 本阿弥(花押)(光遜) Katana(Kaneuzi(Yamato-Shizu)) |
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詳細説明 包氏は元来、志津三郎兼氏の改銘前、大和在住時代の名えあるが、一門の中には兼氏に同行せず大和に残留した刀工達がおり、その中に包氏の銘跡を継承したものがいる。南北朝時代の包氏銘のものは短刀が数点現存して、それらには観応・貞治の年紀作があり、作風にはのたれや中には皆焼風のものもあり、作風は一様ではない。 |
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第64回重要刀剣 NBTHK No,64Jyuyo Paper 公益財団法人日本美術刀剣保存協会 64回重要刀剣指定書 |
NO.K00177 | |||
刃長:64.6cm (2尺1寸3分1厘) 反り:1.5cm 元幅:3.05cm 先幅:2.35cm |
参考品 | |||
国:美濃国(岐阜県) 時代:南北朝時代 |
登録証 | |||
東京都 平成26年 |
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形状:鎬造、庵棟、身幅広く、元先の幅差少なく、反りつき、中鋒大きく延びる。 鍛:板目に杢目交え、部分的に大きく流れて柾がかり、地沸微塵に厚くつき、地景頻りに入る。 刃文:浅い小のたれが連れ、部分的にのたれが角がかり、沸よくつき、刃縁処々ほつれ、金筋・砂流し細かにかかり、匂口明るい。 帽子:浅くのたれ込み、表はやや先の丸み大きく返り、裏は沸崩れ状となる。 彫物:表裏に棒樋を掻き通す。 茎:大磨上、先切り、鑢目切り、目釘孔三。 |
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付属品:白鞘(田野辺道宏先生鞘書) |
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