2022年大刀剣市カタログ掲載商品 天下五剣 国宝名物童子切安綱で有名 太刀 無銘 安綱 Tachi(Yasutsuna/Ko-Hoki) |
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詳細説明
安綱は平安時代後期の古伯耆を代表する刀工で、彼の代表作は「名物童子切安綱」が存在することによって、その名を一段と高らしめている。本作は、腰反りが高く、踏張りのある優美な太刀姿を示し、鍛えは板目が肌立って地景・地斑が交じり、地沸がつき、かな色に黒味があり、刃文は小乱れと同時に小互の目等が交じり、厚く沸づくなど、古伯耆物の作風をよく現わして古雅であり、且つ出来がよく、生ぶの太刀は健全で安綱極めの優品である。 |
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第44回重要刀剣 NBTHK No,44 Jyuyo Paper (公財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣指定書 |
NO.K00210 | |||
刃長:80.4cm (2尺6寸5分) 反り:2.8cm 元幅:3.0cm 先幅:1.7cm 元重:0.8cm 先重:0.55cm |
参考品 | |||
国:伯耆国 時代:平安時代後期 |
登録証 | |||
兵庫県 平成10年 |
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形状:鎬造、庵棟、元先の幅差があり、腰反り高く、踏張りつき、中鋒。 鍛:板目に杢交じり、肌立ちごころとなり、地沸つき、地景頻りに入り、地斑を交え、かね色黒味がかる。 刃文:小乱れ・小互の目・小丁子など交じり、足・葉頻りに入り、沸厚くつき、処々小さな焼が点続し、二重刃を呈し、金筋・砂流しかかる。 帽子:直ぐに先尖りごころ、盛んに掃きかけて火焔風となる。 彫:表裏に棒樋を描き流す。 茎:生ぶ、先入山形、鑢目不明、目釘孔一。 |
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付属品:金一重ハバキ |
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