商品番号 | NO.K00168 | 価格 | 参考品 |
登録証 | 埼玉県 |
鑑定書 | 特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書 |
国 | 肥前国(佐賀県) |
時代 | 江戸時代時代前期 |
刃長 | 69.7cm (2尺3寸弱) |
反り | 1.3cm |
元幅 | 2.92cm |
先幅 | 2.0cm |
元重 | 0.7cm |
先重 | 0.5cm |
形状 | 鎬造、庵棟、身幅尋常、元先の幅差少しつき、踏ん張りごころがあり、中鋒。 |
鍛 | 小板目よくつみ、地沸微塵に暑くつき、米糠肌状の肌合となり、地景細かに入り、かね冴える。 |
刃文 | 丁子乱れに互の目を交えて蜜に焼き、足長く頻りに入り、葉を交え、匂深く、小沸よくつき、総体に砂流し細やかにかかり、焼頭に小さな飛焼交じり、匂口明るく冴える。 |
帽子 | 直ぐに小丸に返り、先履きかける。 |
茎 | 生ぶ、先入山形、鑢目切り、目釘孔一。 |
附属品 | 白鞘・朱石目地塗打刀拵・金着二重ハバキ |
詳細説明 | 近江大掾忠広は、初代忠吉の嫡子で、寛永九年父が没した時は未だ19歳の青年であったが、同年から作刀が見られる。これは元来刀匠としての天文と技量を持ち合わせていた事はもちろんであるが、初代忠広当時の弟子達の強力によって彼を助けたことも大きい力となっている。寛永18年7月に近江大掾を受領し、元禄6年81歳で没している。この間、作刀歴は六十有余年に及び、肥前刀工中でも最も多くの作品を遺している。この刀は2代忠広の丁子乱れの典型的な作域で、さらに足が一段と深く入り、焼が密接し処々重花風となるなど見応えがある。 |