商品番号 | NO.K00125 | 価格 | 参考品 |
登録証 | 栃木県 平成29年 |
鑑定書 | 保存刀剣 NBTHK Hozon Paper (公財)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書 |
国 | 大阪府 |
時代 | 現代ー昭和 |
刃長 | 68.3cm (2尺2寸5分) |
反り | 2.2cm |
元幅 | 2.7cm |
先幅 | 1.7㎝ |
元重 | 0.78cm |
形状 | 鎬造、庵棟、身幅ほぼ尋常、中鋒 |
鍛 | 綾杉肌、地沸つく。 |
刃文 | 中直刃に小互の目、小のたれ、金筋・砂流し交え、匂勝ち小沸つく。 |
帽子 | 直ぐに小丸に返る。 |
彫 | 表裏棒樋を掻き流す。 |
茎 | 生ぶ、先刃上がり栗尻、鑢目化粧鑢に筋違、目釘孔一 |
附属品 | 白鞘(人間国宝 月山貞一鞘書・寒山先生鞘書)・桐箱(本人箱書)・金着二重ハバキ |
詳細説明 | 月山は建久頃(平安時代後期)に出羽国月山の霊場に住んだ鬼王丸を祖とすると云われ、以来、月山のふもとでは刀鍛冶が栄え、その後、月山銘は室町時代後期には全国に広まり、この刀工集団を「月山鍛冶」という。その後、江戸時代後期に、一門の弥八郎貞吉(月山貞吉)は大阪に移住しその養子の弥五郎貞一(初代貞一)は月山に特徴的な「綾杉肌」を復元して、明治39年には当時刀鍛冶としては最高の名誉である「帝室技芸員」に任命され、宮内省御用刀匠となる。月山貞勝は明治二年、初代名匠月山貞一の長男として生まれ、皇太子殿下、皇孫殿下の守護刀なども手がけ、数多くの皇室御用刀を作刀している。この刀は寺内寿一元帥が廣田内閣当時陸軍大臣に就任した時お祝いに月山貞勝刀匠に作刀を依頼した非常に貴重な一振りである。後に息子である人間国宝の月山貞一刀匠が月山家ご本尊の吉野山勝手明神にて斎戒沐浴の上祈願している。元帥が所持した刀は非常に人気が高く、あまり市場に出回ることはない。元帥刀と言われる刀はその多くが所在が不明で大変貴重なものとなっている。 |