商品詳細

無監査
短刀 酒井一貫齋繁政
   昭和六十年五月吉日
Tanto(Sakai Ikkansai Shigemasa)

商品番号No,K00221価格660,000円
登録証埼玉県昭和60年5月23日交付
鑑定書保存刀剣 NBTHK Hozon Paper (公財)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書
埼玉県
時代現代-昭和60年
刃長26.1cm(8寸6分)
反り0.2cm
元幅2.6cm
元重0.5cm
形状平造、庵棟、身幅尋常、反り僅かにつく。
板目肌流れて柾がかり、地沸つく。
刃文直刃調に小互の目、小のたれ交え、砂流しかかり湯走り風となり、小足入り、小沸つく。
帽子のたれ込み、先掃きかけ、小丸に返る。
生ぶ、先栗尻、鑢目切、目釘孔一
附属品白鞘・金着二重ハバキ
詳細説明酒井一貫斎繁政は本名を酒井寛という、明治38年静岡市音羽町に酒井安次郎(宮口正寿の弟)の三男として生まれ、大正10年16才で東京に出て、笠間一貫斎繁継の門下に入り、長期にわたり備前伝などを学び、鍛刀・彫刻を修行し、師より「繁」の一時をもらい初銘は「繁正」、後に「繁政」と銘す。昭和8年、従兄弟の宮口靖広(寿広同人)の先手として、靖国鍛錬所に入会する。昭和11年、宮口靖広、竹田定吉とともに靖国鍛錬所を退会、大倉喜七朗男爵が開設した大倉鍛錬道場に移籍する。昭和16年、東京都板橋区に独立鍛刀所を開設。同年、陸軍受命刀匠の認定を受ける。昭和19年、海軍受命刀匠の認定を受ける。昭和56年、(公)日本美術刀剣保存協会の無鑑査に認定される。長らく東京で作刀していた繁政は、晩年には埼玉へと居を移し、1996年(平成8年)91歳で世を去るまで精力的に作刀を行ったのです。本作は酒井一貫斎繁政の特徴でもある鍛錬の巧みさから地鉄が美しく、刃文が際立っている。
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