商品番号 | No,K00244 | 価格 | 参考品 |
登録証 | 愛媛県 昭和38年交付 |
鑑定書 | 特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper (公財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書 |
国 | 愛媛県 |
時代 | 昭和 |
刃長 | 70.2cm(2尺3寸1分) |
反り | 2.8cm |
元幅 | 3.0cm |
先幅 | 2.3cm |
元重 | 0.7cm |
先重 | 0,5cm |
形状 | 鎬造、庵棟、身幅広く、鎬幅広め、反りやや深くつき、中鋒延びる。 |
鍛 | 小板目肌よくつみ、地沸つく。 |
刃文 | 直ぐの焼出しごころがあり、その上はのたれ調に互の目・丁子刃など交じり、足よく入り、匂深く、小沸厚くつき、砂流しかかり、処々細かに金筋入り、匂口明るく冴える。 |
帽子 | のたれ込み、先小丸に返る。 |
彫 | 表:梅倶利伽羅 裏:腰樋に添樋を丸留にし、その下に蓮台を彫る。 |
茎 | 生ぶ、先栗尻、鑢目筋違に化粧つく、目釘孔1 |
附属品 | 白鞘(寒山先生鞘書)・金着二重鎺 |
詳細説明 | 高橋貞次(高橋金市)は、明治35年(1902)に伊予(愛媛県)で誕生。大正6年(1917)15歳で初代月山貞一に弟子入。作刀や刀身彫刻の技術を学びました。昭和11年(1936)に鍛錬場を開設し貞次を名乗り始めます。その後、第1回新刀展示会で総理大臣賞を受賞、昭和19年(1944)熱田神宮大鍛刀場の主任刀匠に任命されるなど、刀匠として全盛期を迎えます。昭和26年(1951)の伊勢神宮ご遷宮の際には宝刀を鍛刀。1952年(昭和27年)に無形文化財となり、貞次は再び刀匠界で注目されるようになります。貞次の作風は、備前伝の丁子刃を得意としていた作刀です。また、刀身彫刻においても非凡な才能を誇り、これらを駆使して多くの名刀を残しました。そして昭和30年(1955)、それまでの功績が認められ刀匠としては初の重要無形文化財(人間国宝)に認定されています。本作は一竿子忠綱を写した作で、表には梅龍(梅倶利伽羅)を濃密に彫、刃文も得意とした丁子刃を焼いている。高橋貞次彫同作の傑作の一振である。 |