商品番号 | NO.K00202 | 価格 | お問合せください |
登録証 | 兵庫県 昭和26年 |
鑑定書 | 第36回重要刀剣 NBTHK No,36 Jyuyo Paper (公財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣指定書 |
国 | 備中国 |
時代 | 鎌倉時代中期 |
刃長 | 73.2cm (2尺4寸1分) |
反り | 1.6cm |
元幅 | 3.1cm |
先幅 | 2.0cm |
元重 | 0.7cm |
先重 | 0.5cm |
形状 | 鎬造、庵棟、身幅尋常・鎬高く、腰反りつき、中鋒延びる。 |
鍛 | 板目肌に杢目を交え、総じて肌立ち地沸つき、筋映り・白け映り立ち、地景入る。 |
刃文 | 中直刃に浅い小互の目を交え、足・葉入り、総体に逆がかり、匂口締り、匂主調に小沸つき、砂流し僅かにかかる。 |
帽子 | 直ぐに先尖り心に小丸、細かに掃きかける。 |
茎 | 生ぶ、先切り、鑢目勝手下がり、目釘孔二。 |
附属品 | 黒呂漆塗鞘薩摩拵・大阪名刀図鑑コピー |
詳細説明 | 備中国青江派の真長の太刀である。一般に真長といえば備前国長船派の作者が著名であるが、同名が備中国にも存在したと伝え、銘鑑は備中国万寿庄に住した延慶ごろ、および元徳ごろの二者を挙げている。この太刀は地刃の出来およびやや大きめで行書体の鏨のきいた銘字等から、前期の青江派の作者に擬せられるものである。体配は尋常な身幅ながら鎬高く腰反りがつき、肉置きがよくズッシリとした力強い姿である。肌立ちて地景を交えた鍛は優れており、匂口の締まった直刃に足・葉の働きも見事であり、突き上げ気味に締まった帽子にも青江派の特色が窺える。なお、黒呂漆塗鞘薩摩拵が付帯する。 |