商品番号 | NO.K0087 | 価格 | 参考品 |
登録証 | 東京都 昭和52年7月27日 |
鑑定書 | 第38回重要刀剣 NBTHK Jyuyo Paper No.38 (公財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣指定書 平成4年10月30日指定 |
国 | 伯耆国(島根県安来市と鳥取県米子市の県境近) |
時代 | 平安時代中期~後期 |
刃長 | 68.2cm (2尺2寸5分) |
反り | 1.5cm |
元幅 | 2.6cm |
先幅 | 1.6cm |
元重 | 0.6cm |
形状 | 鎬造、庵棟、反りややつき、中鉾。 |
鍛 | 大板目に杢交じり、肌目が立ち、かな色黒味をおびて、地沸厚くよくつく。 |
刃文 | 直刃調に浅くのたれて、小のたれ・互の目交じり、小足入り、指裏物打辺焼幅広く、金筋入り、砂流しかかり、沸よくつく。 |
帽子 | 焼深く、一枚となり、よく沸づく。 |
茎 | 大磨上、先切り、鑢目(表)切り、(裏)浅い勝手下り、目釘孔三 |
附属品 | 白鞘・金着二重ハバキ |
詳細説明 | 古伯耆とは安綱をはじめ、その一門の真守・有綱・定綱・真景らの汎称である。その中でも安綱の刀は「童子切安綱」として天下五剣の一つとして数えられ、最も有名である。「童子切」の名は、清和源氏の嫡流である源頼光が丹波国大江山に住み着いた鬼・酒呑童子の首をこの刀で切り落としたというこの伝説に由来し、享保4年(1719年)に江戸幕府第8代将軍徳川吉宗が本阿弥光忠に命じて作成させた、『享保名物帳』にも「名物 童子切」として記載されている。本刀は大磨上無銘の刀で、古伯耆と鑑せられるものであり、鍛えは大肌が交じって、肌目が立ち、地景を交えて黒味がかり、刃文は刃肌が立って、よく沸づき、刃中には砂流し、金筋が盛んに入るなど古伯耆の特色が窺える名品である。 |