商品詳細

短刀 古河藩家老小杉監物輔長指料
固山宗次作 宗寛彫
弘化二年八月日
(附)変わり塗鞘短刀拵
縁 萩谷勝平 目貫 勝珉 鐺 所持者銘 小杉輔 尤 小刀 銘 於東都宗次作之
Tanto(Koyama-Munetsugu)

商品番号No,K00254価格どうぞお問い合わせください
登録証東京都 昭和55年1月17日交付
鑑定書特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper (公財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書
武蔵国(江戸)
時代江戸時代後期
刃長30.0cm(9寸9分)
元幅3cm
元重0.8cm
形状平造、三ツ棟、身幅広く、重ね厚く、反りなし。
小板目つみ、地沸細かによくつく。
刃文直刃基調に処々ほつれ、匂勝ち小沸つく。
帽子直ぐ小丸に返る。
表:樋の中に不動明王 裏:樋の中に倶利伽羅
生ぶ、先栗尻、鑢目化粧に筋違、目釘孔1
附属品金着二重鎺、白鞘、変わり塗鞘短刀拵
詳細説明固山宗次は享和三年奥州白川に生まれ、俗名を宗兵衛(惣兵衛)といい、一専齋斎・精良斎と号し、兄に宗平・宗俊がいる。彼の師は加藤綱英と伝えているが、その作風から勘案すれば、むしろ加藤綱俊の影響力が大きいものと思われる。小杉監物輔長(こすぎけんもつすけなが)は古河藩土井家の家老である。初めは白河松平家の抱え工であったが、藩が勢州桑名へ伊封後は、江戸に住して桑名藩工として作刀した。固山宗次が弘化2年を受領しているがその時の詳細が古河歴史博物館所蔵 鷹見泉石日記(重要文化財)に記載されている。そこに記載されている内容がとても興味深い。受領名(備前介)を朝廷から受けるため上京の際、目録として御太刀9振、小刀200本、30両(約85万円)を持参したことが記載されている。受領名も受領するのにも結構なお金がかかったことがわかる。この短刀は固山宗次と泰龍斎宗寛の合作で、古河藩家老小杉監物輔長の注文打である。小杉監物輔長は刀剣に造詣が深く、自ら焼き入れをした弘化四年紀の短刀なども現存する。本作は小杉監物輔長が固山宗次に上京する直前に記念に作らせたものと考える。付帯する短刀拵は縁 萩谷勝平 目貫 勝珉(海野) があり、 鐺に自らの 所持者銘 ”小杉輔 尤”と刻んでいる。自身の名と” 尤” と刻むなどお気に入りの一振だったことが伺える。古河歴史博物館にて令和7年に開催された”雪華の刀装”~土井利位の愛刀と工人たちに出品された。
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