商品詳細

刀 銘 (菊水紋)湊川神社正明
昭和十八年 十二月日
(附)軍刀拵
Kikusuitou(Minatogawa-Masaaki)

商品番号NO.K00219価格参考品
登録証京都府 令和4年
鑑定書保存刀剣 NBTHK Hozon Paper (公財)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書
兵庫県
時代昭和
刃長65.0cm (2尺1寸4分)
反り1.9cm
元幅3.0cm
先幅2.1㎝
元重0.8cm
先重0.7cm
形状鎬造、庵棟、身幅ほぼ尋常、中鋒
板目肌に杢交え、地沸つく。
刃文のたれ調に小互の目、小のたれ交え、匂勝ち小沸つく。
帽子直ぐに小丸に返る。
生ぶ、表の銘字上に菊水紋、先刃上がり栗尻、鑢目切、目釘孔一
附属品白鞘・軍刀拵・菊水紋入り銅一重ハバキ・桐箱・菊水紋入刀袋
詳細説明鍛錬会(靖国神社)で修行した日立金属(株)安来工場の村上道政(銘:正忠)・ 森脇要(銘:森光)の両氏は、昭和15年、湊川神社の御用刀匠となり海軍士官用軍刀を作刀した。此処で作刀された刀のハバキと茎には菊水紋が彫られ、「菊水刀」と呼ばれた。中国・南陽の甘谷の流水が、菊の滋液を含んだ長寿の妙薬との故事から案出された菊花と流水を組み合わせた図案。
南北朝時代、楠木正成は建武の功によって菊紋を下賜されたが、畏れ多いとして下半分を水に流した菊水紋を家紋とした。
後醍醐帝に忠誠して湊川の戦いで自決した正成は、その死後、南朝が正当化されるに及び「大楠公」として忠臣の鑑となった。
これが湊川神社の創建に繋がる。
大東亜戦では、天皇と国家への忠誠の証しとして特攻機や特攻艦艇にこの菊水紋が描かれた。「菊水紋」は忠誠心の象徴だった。
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