商品番号 | NO.K00188 | 価格 | 2,500,000円 |
登録証 | 宮城県 |
鑑定書 | 特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper (公財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書 |
国 | 陸奥国 |
時代 | 江戸時代前期 |
刃長 | 36.4cm (1尺2寸1分) |
反り | 0.7cm |
元幅 | 3.15cm |
元重 | 0.7cm |
形状 | 表:片切刃造、裏:菖蒲造、庵棟、身幅尋常、寸延びて、先反り浅くつく。 |
鍛 | 柾目肌、地沸よくつき、地景入る。 |
刃文 | のたれ調に小互の目交じり、匂深く、小沸厚くつき、砂流しかかる。 |
帽子 | 直ぐに小丸に浅く返り、先掃きかける。 |
茎 | 生ぶ、先大筋違、鑢目勝手下がり、目釘孔一。 |
附属品 | 白鞘(寒山先生鞘書有)・金着一重ハバキ |
詳細説明 | 初代国包は本郷氏で、初め源蔵、のち吉之允といい、大和保昌五郎の末流と称している。彼は文禄元年、奥州宮城郡国分若林(現在の仙台市)に生まれ、その後伊達政宗の抱え鍛治となり、慶長19年主命によって上洛し、越中守正俊の門に学んだという。寛永3年、山城大掾を受領したが、同13年政宗が亡くなると、国包も仁沢用恵と称して入道した。正保2年、五十四歳の時、隠居して家督を2代嫡子吉右衛門に譲ったが、以降も鍛刀を続け、寛文4年73歳で亡くなっている。この脇指は寛永頃の作品で彼の得意とした大和保昌伝を再現して、初代国包の典型的な作域を示しているが、常に増して地刃がよく沸つき、表裏の造り込みが相違する珍しい作品である。なお、仙台藩刀匠銘譜に所載されている。 |