商品番号 | NO.K00210 | 価格 | 参考品 |
登録証 | 兵庫県 平成10年 |
鑑定書 | 第44回重要刀剣 NBTHK No,44 Jyuyo Paper (公財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣指定書 |
国 | 伯耆国 |
時代 | 平安時代後期 |
刃長 | 80.4cm (2尺6寸5分) |
反り | 2.8cm |
元幅 | 3.0cm |
先幅 | 1.7cm |
元重 | 0.8cm |
先重 | 0.55cm |
形状 | 鎬造、庵棟、元先の幅差があり、腰反り高く、踏張りつき、中鋒。 |
鍛 | 板目に杢交じり、肌立ちごころとなり、地沸つき、地景頻りに入り、地斑を交え、かね色黒味がかる。 |
刃文 | 小乱れ・小互の目・小丁子など交じり、足・葉頻りに入り、沸厚くつき、処々小さな焼が点続し、二重刃を呈し、金筋・砂流しかかる。 |
帽子 | 直ぐに先尖りごころ、盛んに掃きかけて火焔風となる。 |
彫 | 表裏に棒樋を描き流す。 |
茎 | 生ぶ、先入山形、鑢目不明、目釘孔一。 |
附属品 | 金一重ハバキ |
詳細説明 | 安綱は平安時代後期の古伯耆を代表する刀工で、彼の代表作は「名物童子切安綱」が存在することによって、その名を一段と高らしめている。本作は、腰反りが高く、踏張りのある優美な太刀姿を示し、鍛えは板目が肌立って地景・地斑が交じり、地沸がつき、かな色に黒味があり、刃文は小乱れと同時に小互の目等が交じり、厚く沸づくなど、古伯耆物の作風をよく現わして古雅であり、且つ出来がよく、生ぶの太刀は健全で安綱極めの優品である。 |