元帥海軍大将古賀峯一御下賜品 短刀 兼先作 海軍大将 古賀峯一 (附)軍刀拵 Tanto(Kanesaki-Marshal-Admiral Mineichi Koga) |
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詳細説明
この短刀は小川兼先刀匠によるもので、古賀峯一が海軍大将に昇進したおりに御下陽品として送られた。非常に状態の良い軍刀拵も当時のまま付帯している。僅少の海軍大将古賀峯一所持品で歴史的資料として大変貴重である。 古賀峯一は1885年(明治18年)9月25日、佐賀県西松浦郡有田村(現・有田町泉山)に生まれる。1937年(昭和12年)12月1日、軍令部次長。1939年(昭和14年)10月21日、第二艦隊司令長官に親補される。12月14日、勲一等瑞宝章。1941年(昭和16年)9月1日、支那方面艦隊司令長官に親補される。12月、太平洋戦争開戦。1942年(昭和17年)5月1日、海軍大将に親任される。11月10日、横須賀鎮守府司令長官に親補されるパラオ大空襲(1944年(昭和19年)3月30日 – 31日)のさなか、旗艦・武蔵からパラオの陸上に移っていた連合艦隊司令部は、急遽パラオからダバオに飛行艇で移動することとなった。しかし、古賀の搭乗していた飛行艇は途中で消息を絶ち、3月31日付で殉職と認定された(海軍乙事件)。古賀は3月31日付で元帥府に列せられ、同日付で従三位から正三位に位階を追陞された。 |
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保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書 |
NO.K00185 | |||
刃長:22.8cm (7寸5分半) 反り:内反り 元幅:2.0cm 元重:0.6cm |
参考品 | |||
国:岐阜県 時代:現代 昭和16年頃 |
登録証 | |||
東京都 平成3年 |
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形状:平造、庵棟、身幅尋常、内反り。 鍛:小板目肌無地風となり、地沸がつく。 刃文:広直刃調に小互の目交え、小沸つく。 帽子:直ぐ小丸に返る。 彫物:表に「頒御賜」の彫物がある。 茎:生ぶ、先刃上がり栗尻、鑢目化粧鑢に筋違、目釘孔一。 |
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付属品:軍刀拵・白鞘・銀着一重ハバキ |
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