最上作 越前守助広大鑑所載 刀 津田越前守助広 Katana(Tsuda-Echizen-no-kami-Sukehiro) |
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詳細説明
津田越前守助広は、寛文14年摂州打出村に生まれ、通称甚之丞といい、初代そぼろ助広の門に学び、明暦元年師没後、2代目を継いだ。明暦3年越前守を受領し、寛文7年には大阪城代青山因幡守宗俊に召し抱えられ、天正2年46歳で没している。作風は初期には石堂風の丁字乱れを焼き、ついで互の目乱れを焼き、更に濤瀾という独特の刃文を創始するに至り、一世を風靡した。本作は越前守助広大鑑に所載されている代表作で寛文12年から延宝元年にかけての作品で、濤瀾刃となり匂口明るく冴えて出来がよい。 |
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第29回重要刀剣 NBTHK No,29Jyuyo Paper (公財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣指定書 |
NO.K00189 | |||
刃長:75.2cm (2尺4寸8分) 反り:1.7cm 元幅:3.1cm 先幅:1.8cm 元重:0.7cm |
参考品 | |||
国:摂津国 時代:江戸時代延宝頃 |
登録証 | |||
鹿児島県 | ||||
形状:鎬造、庵棟、元先の幅差つき、反り浅く、中鋒。 鍛:小板目つみ、地沸細かによくつき、地景入り、冴える。 刃文:直ぐに焼出し、その上は濤瀾乱れ、足入り、匂深く、小沸厚くつき、匂口明るく冴え、刃中砂流しかかる。 帽子:焼き深く直ぐに小丸。 茎:生ぶ、先入山形、鑢目化粧・筋違、目釘孔1 |
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付属品:白鞘・金着二重ハバキ |
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