商品番号 | NO.K002012 | 価格 | 参考品 |
登録証 | 東京都 |
鑑定書 | 第48回重要刀剣 NBTHK No,48Jyuyo Paper (公財)日本美術刀剣保存協会 48回重要刀剣指定書 |
国 | 山城国 |
時代 | 鎌倉時代 |
刃長 | 24.3cm (8寸0分2厘) |
反り | 内反り |
元重 | 2.05cm |
形状 | 平造、三ツ棟、寸法共に頃合、内反り尋常な短刀姿で、重ねは厚めとなる。 |
鍛 | 小板目肌細かにつみ、処々に地斑調の肌合と流れごころの大肌交じり、地沸つき、沸映り立つ。 |
刃文 | 中直刃、小沸よくつき、典雅である。 |
帽子 | 直ぐ小丸に長く返る。 |
茎 | 生ぶ(先を僅かにつまむ)、先切り、鑢目切り、目釘孔二。 |
附属品 | 白鞘・金着二重葵紋ハバキ・日本刀禅的鑑賞 中央刀剣会山田 英著 |
詳細説明 | 来国行の子と伝える国俊については、所謂二字国俊と「来国俊」三字銘のものとが存在する。両者は作風的にはある程度の相違が見られ、区分することは可能であり、同人・別人の両説が唱えられているが、現存する制作年紀の上からは、年代的に同人であっても無理はなく、近年両者の作風・銘字の再検討による同人説が定着しつつあり、別人説の再考を促している。この短刀は大徳川家15代将軍徳川慶喜公の指料として伝わる。来国俊の典型極まりない作品で、内反り尋常の上品な姿態と精美な地がね、また曲雅な直刃の刃文など、美事であり、しかも地刃が健やかに保たれている。銘字の書風よりして来国俊三字銘の中では初期の正応・永仁頃の年代の作と推せられる。日本刀禅的鑑賞 中央刀剣会山田 英著に所載されている。 |