商品番号 | NO.K00204 | 価格 | 参考品 |
登録証 | 東京都 昭和45年 |
鑑定書 | 第49回重要刀剣 NBTHK No,49 Jyuyo Paper (公財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣指定書 |
国 | 備前国 |
時代 | 鎌倉時代初期 |
刃長 | 70.95cm (2尺3寸4分) |
反り | 1.6cm |
元幅 | 2.95cm |
先幅 | 1.85cm |
元重 | 0.8cm |
先重 | 0.55cm |
形状 | 鎬造、庵棟、身幅尋常、腰反りやや浅めにつき、中鋒。 |
鍛 | 板目に杢交じり、総じて肌立ち、地沸微塵に厚くつき、地景頻りに入り、地斑状の肌合交じり、乱れ映り立つ。 |
刃文 | 小乱れ・小互の目・小丁子など交じり、佩表直ぐ調に湯走りかかり、小足・葉繁く入り、沸よくつき、湯走り交じり、金筋・砂流しかかり、処々匂口うるみごころとなる。 |
帽子 | 佩表直ぐ調に湯走りかかり、小丸、裏直ぐに小丸、共に履きかける。 |
茎 | 僅かに磨上、先極浅い刃上がり栗尻、鑢目大筋違、目釘孔四。 |
附属品 | 白鞘(薫山先生鞘書)・金二重ハバキ・日本刀随感古刀編コピー |
詳細説明 | 高綱は、古備前成高の子で、鎌倉時代初期、元久頃の刀工と伝えている。現存する作刀は少なく、他には重要文化財の太刀(静嘉堂文庫美術蔵)が知られる。この太刀は、板目に杢が交じり、総じて肌立った鍛えに、乱れ映りが立ち、刃文は小乱れに小互の目・小丁子等が交じり、よく沸づいて、金筋・砂流しがかかるなど、古様にして格調高い出来口を示しており、古備前物の持ち味がよく表示されている。高綱の優品であり、また彼の作域を知る上でも貴重な一口である。 |